パチスロ チェインクロニクルの良い点と悪い点

紹介記事のくせに長いぞ






--------------------------------------------------------------------------------
 Sチェインクロニクルはサミーの6号機第一弾として登場したパチスロ

セガサミーのスマホ向けソシャゲRPGとしてはソコソコ売れてる自社版権で純増4.0枚/GのAT「チェンクロチャプターズ」CZ「義勇軍Quest」とをループさせて出玉を増やす6号機ならではの高純増AT機

業界初の「1k39」の低ベース「APシステム」による期待感の維持にソシャゲ版権ならではの「絆ガチャCHANCE」で継続期待度を上げる斬新なシステム
公式HP

 ”あの”業界大手サミーの6号機第一弾として期待され、鳴り物入りで登場した実機の画像が・・・! 

!?
(マイスロ始めたので何となくフィーナ→カティアに変更)

どう見てもスマホ流用の安っぽいCG、いつものパンツ筐体、見るからにつまらなさそうな通常時の周期システムに加えて「通常時は常に左にバーを狙ってペナを回避する」というスラッシュAT系の台であった(厳密には少し違う)

これには期待していた皆さん(俺含む)も大いにガッカリして、

『さ~てどんなクソ台なのか楽しみだなあ~』

と、逆の意味でワクワクになってしまったのである

 そう、忘れもしないサミー渾身の迷機



アラジンA2の再来を予感していたのだ

--------------------------------------------------------------------------------
んで、導入後実際に打ってみたチェンクロはというと・・・

スゴく面白い台だった! 

いや、実は導入初日は
『うーん、嫌いじゃないけど、別にもういいかな』てのが本音で、出玉性能は悪くないけれど 何を抽選してるのか分からないCZ、退屈な通常時とショボいCG、全体的に人を小馬鹿にしたような演出バランスにうんざりして3時間ほどで撤退

翌日、もうちょっと打ち込んでから評価しようと打ち始めると
『あれ?結構チェンクロ面白くない?』と感じ始め、演出バランスやゲーム性を理解して来たころには
『やっぱりチェンクロ普通に面白い台じゃん!』と評価が一変

導入から10日が過ぎたころ、FAやCZの抽選方式が明らかになると デキレにしか見えない〇×ゲーム(チェインチェインwwカツンカツンww)や負けまくる4チェイン(赤)、ユーリ君渾身の一撃とやたら多い復活等々、これら全てがレバオンでの「ガチ抽選」と判明し、自分の中での評価が急上昇!
解析を踏まえて打ち込むと
『あ~なるほどあの演出はそういうことだったのね』
『これは凄く良く出来た台だ、打ち込みたい』
と完全にハマってしまった


 (FA前のユーリくん迫真の登場シーン←本人はチェインミス)

今では更に詳しい解析も出揃っていて、もっと語りたいことはあるんですが、それは別の記事で詳しく写真付きで解説していくつもり

前置きはこの辺にして、パチスロ チェインクロニクル良い点  悪い点 を順に挙げます


メンドクサイ人は飛ばして記事の最後のまとめにGOだ!
(打ったホールが結構明るくて若干写り込んでるけど、仕方ないね)
-------------------------------------------------------------------------------

良い点

・ATの期待獲得枚数が約430枚と高め
現時点の6号機AT機3機種の中で、チェンクロが最も期待獲得枚数が多いです。3機種とも初当たり確率は大きくは違いませんが、戦コレと鏡が平均約300枚、チェンクロは約430枚と4割ほど高いため、純粋に初当たりに期待が持てます


・純増が4.0枚と高く、出玉が早い
純増は4.0枚と一見鏡よりも劣るように見えますが、その分CZが短く、慣らした純増は2.4枚程度あるので旧基準ATと比べても決して劣っていません。また、4.0枚とは言うものの実は10枚ベルの確率は約1.5分の1であり、ゲーム数管理の上にEX中は約5分の1で成立するはずれで1G以上の上乗せがあるので 体感的にはAT中、純増4枚以上の出玉感があります

(調子が良いとモリモリ増える)

・単発が少ない
期待獲得枚数が多いだけでなく、チェンクロはAT後の初戦ボスが非常に弱いです。2戦目の敵もオールRパーティーでも現実的に勝てる強さなので、3連目まで到達しやすい。CZの削りも含めて1セットで大体120枚ぐらいは貰えるので、昨今のAT、ART機の中では300枚を出すハードルがダントツに低い。たった300枚かよ・・・と思われるかも知れませんが、皆さん大好きジャグラーのBIGも300枚。ATに当選すれば、最低ジャグのBIG程度には期待できるのは意外と有難いです

 (ここまでは割とあっさり出ます)


・どのタイミングで当選しても有利区間上限の2400枚をフルで獲得できる
チェンクロは周期1周ごとに有利区間をリセットするので、いつどのタイミングで当選しても必ず有利区間上限の2400枚まで到達する猶予があります

これはHey 鏡の致命的な問題点の一つである、
「通常時950Gが有利区間」
→「天井で当選すると有利区間が残り500Gとなり1000枚程度しか獲得できない」
 この仕様の影響を受けないということです。

 また、現行の3機種の中で最も一撃で2400枚を完走する頻度が高い機種となっています


 (2400枚キッチリ取れます)

・AT中のゲーム性が面白い
チェンクロのATは

ストーリーパート(初回14G、2話以降8G)
EXTRA WAVE(メインAT、最低15G、ランクアップで+5G,+10G,+20G)
絆ガチャチャンス
CZ 義勇軍Quest(前半WAVE, BOSS WAVE, FINAL ATTACK)

の大きく4パートに分かれており、パート毎に抽選内容が異なります
しかも、その抽選は全て「レバーオン時の成立役を参照したガチ抽選」であり、ATの継続や出玉は全て自力で勝ち取っていくゲーム性となっています

これらの解説は別記事で詳しく行いますが、この自力抽選によって 毎回毎回のATにおいて様々な展開が繰り広げられるので、飽きにくいATになっています


 (こんなイケイケ状態もあれば)



 (クソザコパーティーで0チェインなんてことも)

・AT中に設定差が一切ない
しかも、チェンクロは設定1~6まで初当たりの期待獲得枚数が約430枚で共通。小役確率、通常時のベース、抽選内容含め、AT中に一切の設定差がありません。自力継続のシステムとも相まって、AT全編において己のヒキとの勝負になります。更に付け加えると、設定差はCZ抽選のみであってCZ中の抽選内容も全設定共通です


(2チェインだろうがFA引っ張って来てレア役引けばええねん)

・音と打感が良い
気持ちの良いSEが多く、中毒性があるので
 『行くぞ!義勇軍! ぎゅーん ぽぽぽぽいーん♪ チェンクロチャプターズ!』
からのTrue Destinyを聞くためだけに打ちたくなってきます
それ以外のBGMも秀逸

(勝手にBARが揃う瞬間がたまらねぇんだ!)

通常時はスライドプッシュに対応しており、レア役も全てリプレイフラグなので 非常に打感が良いです。ペナのちぇんくろ学園もテンパると第3停止がフリーズするので 気づいてから容易にバーを狙ってペナを回避することができます


・出玉のトリガーが現実的に引ける確率である
この台の出玉のキモであるSSRカードを抽選する「絆ガチャCHANCE」でのSR,SSR出現比率はゲームと同じ 

 SR:20パー SSR:7パー 

になっています。1セット当たり3回程度はガチャを回せるので、14分の1を一度のATでたった4回引くだけで、現実的に2400枚を狙うことができます。ちなみにSSR4枚揃えると、大体3割で有利区間完走になるよう設計されてるそうな

但し、同じSSRでも優劣があったり、強力なフラグである魔神降臨やロングフリーズは中々引くのが厳しい確率なので、一撃フラグで出玉を狙うというよりは現実的な確率をヒキ続けながら無敵状態に持っていくタイプのATになります


 (チートと名高いマナ+Lv.99勢SSRのイザベルちゃん 序盤に引けば余裕で1000枚視野)

 ・15話クリア後のエンディングが100Gもある
先ほど説明した通り、平均するとこの台の1セットは120~130枚程度に収まるのですが 単純計算すると全クリしても精々1800~2000枚ぐらい。 おいおい2400枚に足りないじゃないか、と思われるかもしれませんが なんとチェンクロのエンディング恩恵純増4.0枚のATを100G or 2400枚獲得まで となっており、完走すればほぼほぼ2000枚以上、リミットの2400枚獲得機会も多いです


・・・・・他にも様々な良い点がありますが、大まかにはこんな感じです

まとめると、「設定不問の爆発力がある、自力継続タイプのAT機」といった所でしょうか

--------------------------------------------------------------------------------

 さて、良い点を沢山挙げましたがSチェインクロニクルには様々な問題点も存在します

 代表的なものを挙げていくと・・・

悪い点

・通常時、AT中共に目押しをしないとペナルティがある
この台は6号機の規定の中で低ベースを実現するために、「通常時は常にボーナスを保持し、目押しで外し続ける」システムとなっています。 

このシステムのおかげで平均獲得枚数を430枚に設定しながら 設定1の初当たり確率を350分の1程度に抑えることに成功していますが、通常時の5分の1で成立するハズレの際に赤7を3リールに狙うと「ちぇんくろ学園」と呼ばれる 現状維持のAT無抽選状態に移行してしまいます

こちらも詳しい部分は後々解説しますが、ホールで訳もわからず入賞させる年配の方を意外と見かけるので、 打ち手を選ぶ要素となってしまっています

 

・他の6号機と比べて通常時のベースが低く、天井もないので吸い込みがキツイ
これは良い点でも悪い点でもあるのですが、チェンクロは1k39Gとベースが低めなので、吸い込むスピードは比較的早めです。また周期天井は存在するもののAT天井がないため、初当たりを引くまでに2万、3万投資をすることも決して少なくありません。2400枚リミットのこともあり、リスクとリターンが釣り合わないと感じるユーザーが多かったことも、初週から稼働が飛んだ大きな要因でしょう 


・通常時のCGがスマホ版を流用しているため滅茶苦茶ショボい
スマホゲー版権と言うこともあり、通常時のCGはスマホ版のSDキャラを流用しているのでパッと見で滅茶苦茶ショボいです。CZ中も無表情で戦うSDキャラ、初見では意味不明の〇×ゲーム、人を小馬鹿にしたような演出群は、ユーザーに『打ちたい!』と思わせる力が足りません。この見てくれの悪さだけで一体どれだけのユーザー(とお店)が導入初日に見限ったか...




・通常時の演出バランスが不親切
上のCG問題とも絡むのですが、通常時の演出が非常に不親切です。ピリカが割と解説してくれるんですが、肝心の 「一体どのタイミングでどの小役を引けば当たり、出玉に繋がるのか」が欠けていて、解析を把握しなければ一切見えてきません。 

解析がある程度出揃った今では意外にも作り込まれた演出バランスとわかりましたが、これらを初見で理解するのは不可能であり、リピーターが少なく稼働が一瞬で飛びました


 ピリカ『まずは強敵を出現させよう!』
 いや、まず出し方を教えろよ

・通常時が周期抽選であり、レア役の意義がわかりにくい
通常時のAP333抽選のシステムも、初見のユーザーには徒労を感じさせる要素です。トータルで見ると、1周期でのCZ期待度は7~80%近くあるのですが、最大でも50APしか貯まらず、天破のような短縮CZもほぼないので、通常時のベースの辛さと相まって、「これに投資するのは無駄じゃないか」と初日の時点で思わせてしまいました。鏡や戦コレと比べて致命的な欠点の一つです。 

 (低設定は大体こいつらのお世話になります)

 ・AT中、3の倍数のボスが強すぎる
良い点に上げた「3連はしやすい」部分は、実は「3連越えがしにくい」仕様でもあります。序盤の鬼門である「3戦目のゴーレム」は異常なまでに強く、SSRを固めるか自力抽選をうまく突破しないとほぼほぼATが終了します。そのため、「300枚は出やすいけど500枚の壁が高いAT」になっています。この辺は後々の記事で詳しく解説しますね

 (間違いなくこの台最大の鬼門)
 (ゲームによくある「初見で必ず行き詰る、Lv上げやキャラ対策が必須のボス」) 

・確定役や一発フラグが存在しない 
これも良い点と悪い点の両方を兼ねているのですが、チェンクロのプレミア特化は勝利時の一部で突入する「魔神襲来」と通常時のボーナスの一部で起こるフリーズのみ。どちらともCZの初当たり抽選を突破したのちの小役やランクで振り分けられるもので、GODや中段チェリーのような1G完結の一発逆転フラグはチェンクロに存在しません。代わりに通常の初当たりにある程度割を振っていると取ることも出来ますが、わかりやすい勝ち方が打ち手に見えてこない原因の一つとも言えると思います

・有利区間2400枚リミットの存在
これは6号機の宿命ですが、一撃で2400枚以上出すことが出来ません。そのため5万円投資したら一撃で回収することが不可能です。今後出る台全てがこうなるので致し方ないのですが、リミットなしの機械がある今、無理して6号機を打つ必要はないだろうと考える人が多いのは当然でしょう

・設定が入らない
鏡と比べてチェンクロの業界人評価は極めて低く、導入当初から低設定運用がメインです。これは全国の粗利データからも明らかで、鏡は導入初週から高設定が大量に存在したが、チェンクロはバッチリ低設定メインの粗利重視運用がなされていました。この点は打ち手にも明らかに伝わっており、設定に忠実な6号機のイメージと合わさって 稼働を一気に飛ばす要因となりました

・無駄引きポイントがいくつかある
正しくは無駄引きではないのですが、4チェイン時のWarningで弱レア役、黒の軍勢襲来画面時のレア役(特に強レア役)、APスロットでのレア役など、明らかに抽選が冷遇されているポイントがいくつかあります

・・・・・欠点はこんな感じ。
面白いが、打ち手に一定の前提知識を要求するため賛否が分かれやすい台
といった所でしょうか。

あえて良い点と同じぐらい悪い点も挙げてみましたが、どれも打ち手側が理解すればある程度許容できる欠点ではあります。

この辺は好みが分かれますので、実際に打って合う合わないを感じて欲しい所です
-------------------------------------------------------------------------------

まとめ

Q.チェインクロニクルってどんな台?
A.サミー初の6号機で純増4.0枚のATと平均20GのCZをループさせるAT機

Q.どうやったら当たるの?
A.通常時はAPを貯めて周期抽選からCZを目指す。CZクリアでAT突入だ!

良い所
・ATの期待枚数が430枚と多めで、かつ設定差なしの自力継続AT
・1セットの枚数がそれなりで3連までがしやすく、300枚のハードルが非常に低い
・出玉トリガーが現実的な確率で、どのタイミングで当てても最大2400枚獲得できる
・BGMや音が非常に気持ち良い

悪い所
・初見殺しの仕様(スラッシュAT、学園)と不親切な演出群(抽選方式がわかりづらい)
・1k39の低ベースかつATが青天井故に吸い込みがキツイ
・一撃で最大2400枚しか獲得できず、設定にも期待できない
・ ゴーレムが強すぎるせいでSSRを引けないと3連で終わる。500枚越えのハードル高め

-------------------------------------------------------------------------------

こんなところでしょうかね。

さて、台の紹介だけでやたら長くなってしまいましたが、次の記事からは『パチスロ チェインクロニクルの面白い部分の解説と楽しみ方』に移りたいな~と考えています。

通常時からAT中の各パートの抽選方式に至るまで、徹底的に解説したいぜ!問題は映り込みのせいで使いたい写真が一部使えねえことぐらいだわ!

長くなりましたが、読んでくださってありがとうございました。

チェン

にほんブログ村 スロットブログへ

コメント

  1. 分かりやすくて良い記事でした。ありがとうございます。

    返信削除

コメントを投稿

このブログの人気の投稿

6号機の1年間を振り返ってみよう 出玉試験編 ~6号機AT機の仕組みと限界~

【上級編】パチスロ PSO2解説 その3 ~マニアックな法則や内部仕様の考察, 各種実践値など~

6号機 全台レビュー企画 Part 3 ~2018年12月編~