【初級編】パチスロ PSO2解説 その1 ～基本的なゲーム性の紹介と長所, 短所～

みんな、PSO2を打ってくれてるかな？
まあ、打ってないよね...と言うか見たことすら無い人も多いんじゃなかろうか。

そんな訳で自粛期間も明けましたし、個人的に2020年で一番お気に入りの6号機 パチスロ ファンタシースターオンライン2（PSO2）を全力で楽しむための方法を紹介するぜ！

PSO2の基本的なゲーム性とスペックを紹介しつつ、演出法則やアツい打ち方, 設定判別の方法などを徹底的に解説していきます。
初心者向け～中級者向け～上級者向けの全3部作。今回は初級編なので全体を広く浅く見つつ, PSO2の良い点と悪い点を伝えるのが主な内容。

中級編は代表的な演出法則と設定判別の仕方、上級編は前兆法則や内部抽選の考察など, 解析にも載っていないマニアックな話がメイン。全部覚えるのは大変なのでスマホ片手に読みながら打つ方が良いかも？

本来はPSO2の字幕解説動画とセットにする予定だったのですが編集に取れる時間がなく、代わりに一部映像を切り取ってブログに使用する形へ落ち着けました。併せて確認してみて下さい。（いずれ作るのでその際はまた告知します）

記事を書くにあたって一撃さんなどの各種解析サイトを参考にさせていただきました。情報の充実度ならサミー系列のぱちガブッ！もオススメ。解析に載っていない細かい演出法則はサミー開発ボイスの情報と僕の実践値を基にしています。

では、本編へどうぞ！

【目次】
S PSO2の紹介
基本スペック
ゲーム性
集中モードと連チャン
S PSO2を楽しむための10か条
通常時の基本解説
ET中の抽選と赤7中押し
BIGとREG
ロデオクオリティ
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S PSO2ってどんな台なの？

一言で表すならば『6号機の中でもトップクラスに"パチスロらしい"台』です。

それも、チェンクロやモンキーターン4, スナイパイ71といった5号機ATの流れを汲んだ面白さではなく、アクロス系ノーマル機や4号機ストックタイプに近い感覚。

演出法則から内部状態や前兆の有無を推測し、引いたフラグに応じてボーナスの抽選を受ける。ゾーンや天井に頼らず、己のレバオンで道を切り開く。CZ中の予告音と出目, 演出の絡みでボーナスの当選をいち早く察知しながらBIGかREGかで一喜一憂する...

そんな"古くからあるパチスロらしさ"を有した稀有な6号機がPSO2です。非常に面白い。

特に4号機のファイヤードリフトとゲーム性が良く似ておりまして、ファイドリが好きだった人なら間違いなく気に入ると思います！ 

（ゲーム性はまんまファイドリです。お馴染みのポポポポもしっかり搭載されています）

ただ、このPSO2という台は6号機らしからぬ面白さを有した台であると同時に, 6号機特有の欠点も抱えた評価の難しい台でもあります。その欠点はある程度打ち込めば慣れるような代物ではなく、許容できるかどうかで賛否がハッキリ分かれる類のもの。

ゲーム性そのものはシンプルでわかりやすいんですが、長所と短所が両極端なのでチェンクロ以上に打ち手を選ぶ台だと思います。間違いなく一般受けはしません。刺さる人には刺さる, 尖った個性を持つタイプの台です。僕にはドンピシャで刺さりました。

少なくとも「最近打つもんねぇな～」と思ってた人間が毎日20スロで平打ちしたくなる程度には中毒性を持った台なので、今回はその辺の魅力もしっかり伝えていきたいですね。

（PSO2は間違いなく人を選ぶ台ではあるものの、6号機がしっくり来ない人達に勧めると存外評判が良かったり。パチスロらしいパチスロを打ちたい人にはオススメの一台です）

スペック

前置きはこの辺にしてPSO2のスペックとゲーム性を紹介していきましょう。まずはスペック。

パチスロ  ファンタシーオンライン2（S PSO2）

メーカー: サミー（ロデオ）

導入日: 2020年 2月25日

仕様: リアルボーナス連チャンタイプ

初当たり確率　　 機械割

設定1: 1/263.3　　98.0%

設定2: 1/244.9　　99.2%

設定3: 1/227.8　　100.6%

設定4: 1/198.2　　104.2%

設定5: 1/180.7　　107.3%

設定6: 1/167.2　　109.0%

千円ベース: 32.9G

初当たり期待枚数: 約370枚（引き戻し区間による削り込みの数値。全設定ほぼ同じ）

BIG: 平均200枚  REG: 平均75枚 （BR比率は6:4程度）

ボーナス中の純増: 5.8枚 （全区間を含めたトータル純増は2枚弱）

コイン単価: 2.7円

天井: 通常時の有利区間を650G消化すると発動。恩恵はBIG確定。データカウンター上は750G程度。

リセット恩恵: 天井が350Gに短縮。到達時はBIG確定。

備考: 通常時はペナボの入賞を回避するため、3リールのいずれかに黒BARを必ず狙う。万が一入賞した際は液晶の指示に従ってJACを揃えればペナルティなし。ボーナス抽選は行われ、天井もキチンと発動する。

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ゲーム性

基本的には蒼天 朋友の改良版で、ペナボ搭載の低ベース機となっています。

1k 32.9Gの低ベースはそのままに初当たりを軽く, 天井を短くして遊びやすくした形。

朋友の致命的欠陥であったペナボ入賞による天井再セットと無抽選問題の二つも"JAC入賞指示"という画期的発想によって全て解決済み。

（興味本位で延々ペナったまま回したところ、しっかり750Gで天井が発動しました。もっと言えばペナ中も普通に当たるのでご安心あれ）

通常時はレア役等でエマージェンシートライアル（ET）と呼ばれるCZを目指します。

ETは2G固定 or 4G＋α継続し、4分の1のベルを引くだけで33％もボーナスに当選。弱レア役なら50％, 強レア役やリーチ目, 押し順正解なら100％でボーナス！
しかも当たったら即告知。本当にあっさりしてます。

このET中がメチャクチャ面白い！！  

予告音も含めてまんまファイドリです。予告音と出目の絡みと矛盾。細かい法則と違和感によるボーナス察知。これぞパチスロ！と言える魅力がギッシリ詰まっています。

最近の台だとちょうど番長3の対決が近いかな？

レア役メインで対決を抽選する番長3がPSO2って感じ。番長3が好きな人はきっと気に入ると思います。かく言う俺もそうだぜ！

百聞は一見に如かず。こちらの動画でET当選からボーナス確定画面までの流れをご覧あれ。

6号機とは思えないあっさり感でしょ？ これが良いんすよ...

ゾーンや冷遇区間も一切ありません。あらゆる抽選が常に現実的な数値で行なわれています。初当たりも軽いので完全なる平打ち推奨台。というか、有利区間の都合で天井までハメるより座って即BIGを当てる方が一撃出せます。低ベースなので前兆も非常に短く、1000円で当たることも少なくありません。この辺の気軽さが個人的に凄く好き。

加えて初当たりの半分以上がBIG。なんと200枚もくれます。

（200枚のBIGすら6号機では貴重になってしまいました）

最近のボーナス（笑）達はマジで見習って欲しいよ...この辺は流石の低ベース。
通常当選だとバケばかり...な～んてこともありません。普通にBIGが飛んできます。振り分けもほぼ設定差なし。

しかも、BIG後は必ず『集中モード』と呼ばれる連チャンモード以上へ移行するためボーナス後もチャンス！  バケだと50％しか行きません。

この台はね、とにかくBIG,BIG,BIG!! 

BIGが全てです。BIGを引かなきゃ話になりません。

バケはゴミ。本物のゴミ。たまに仕事するけど基本ゴミ。でも歌は良い。その辺もファイドリ譲りなのだ...

（歌だけは3曲とも非常に良いです。性能はゴミ）

集中モードによる連チャン

ボーナス後は基本的に集中モードと呼ばれるET高確率状態に滞在します。

集中モードは

集中＜EX集中＜EX集中ロング

の3段階。

モードは転落抽選で管理。右に行くにつれET当選率が高く, 状態も落ちづらくなっています。それぞれの平均ボーナス回数は3回＜7回＜10回。実際打ってても大体こんなもんすね。

集中モードから転落する前にETを引きまくり、ET中にベルを引いて次々とボーナスを連チャンさせていくのがPSO2のゲーム性となっています。まんま6号機版ファイヤードリフトです!! 出玉の雰囲気は赤リノに近いかも。もっと言えば鉄拳4の上位互換です。

（ボーナス終了後は何も引かなくてもETが飛んできます）

（集中から転落する前にボーナスを仕留めて大量獲得を目指しましょう！）

出玉のメインとなるのは真ん中のEX集中モードによる連チャンです。
EX集中は約9分の1でETに当選し、かつBIGの15％が特化ゾーンのPQに突入する大チャンスモード！
このEX集中モードに突入させることがPSO2の基本目標となります。

（PSO2はEX集中モードからが本番。ダーカーの巣窟はEX集中モードの示唆ステージとなり、移行すれば大チャンス！）

ちなみにBIG後は最低でも33％がEX集中モード。バケだと10％。バケはゴミ！
集中モード関連の移行率には一切設定差がないので設定よりヒキが重要です。

（下位モードやバケであってもボーナスさえ引ければEX集中への昇格抽選が行われます。諦めるのはまだ早い）

初当たり期待枚数は約370枚で設定ごとに大きな差はありません。

一見すると少なく思えますが、コレは引き戻し区間での削りを含んだ数値なので実際には450～500枚程度です。

逆に言えばそれぐらい削りがキツイってこと。REGに寄ると連チャンしてるのに下手すりゃメダルが無くなります。相当打ち込んでる僕ですらバケ連と削りループのストレスは許しがたいレベル。

（低ベースで削られるので100G天井まで連れて行かれたらBIG2連でも30～50枚しか増えません。もしもバケだったら...言わなくてもわかるよな？）

この削りをゲーム性として受け入れられるかどうかで、PSO2は好みがクッキリと分かれてしまいます。ダメな人にとってこの台は文句なしのクソ台です。初打ちでREGに寄った人は二度と打たないし、BIG連で味を占めた人はもう一度打ちたくなる。んで、二回目に打った人の半分があまりのストレスに脱落し、残った奴らは延々と打ち続ける。そんな台です。毎回アホほどムカつくのに、なぜか次の日打ちたくなるのでスルメ台だとは思います。

打ち込んだ人ですら耐えられない尋常じゃない削り。ただ、PSO2の減算区間って他の6号機みたく帳尻合わせで回してるんじゃなく、長さもBR振り分けも含め全てヒキ次第なんですよ。極論言えば即ET当ててBIG仕留めりゃ良いんすよ。そしたら純増6枚で増え続ける。
別に美ら沖のように内部ストックを放出するだけの消化試合ではありません。完全自力。早いも遅いも, 回すも回さないも全て自己責任。

だからこそ余計にムカつくんだよ！！！

（強制的に回す区間は特にないため、さっさと当ててしまえば別に減りません。おかげで負ける度にストレスがドンドン蓄積されていきます）

ま、このイライラを楽しめるようになったら貴方も立派なアークスです。それでもサミーを全肯定する必要はありません。ムカつくときは素直にムカついて下さい。僕の目的はPSO2の面白さを伝えることだけではない。この台への文句を共有できる仲間を増やしたくて解説記事を書いているのです。サミーの文句はガンガン言い合いましょう。

PSO2を楽しむための10か条

最近僕がことあるごとに
『PSO2は面白い！PSO2は神台！！』
と宣伝するせいでたまに聞かれるんですよ。

「チェンさん。PSO2ってそんなに甘いんですか？」ってね。

・・・甘くはない。決して甘くはない。
むしろキツイ。ゲロキツい。

展開次第では信じられないぐらい負けられます。リスクリターンのバランスは正直微妙です。

バケ連と100G天井のループを食らって出玉が減ってる時のイライラ, ETすら入らず600G付近まで一直線に連れてかれた時の無力感。ET中にベルを引いても負け続けて天井に行くストレスは尋常じゃありません。数時間で3万溶けるなんてザラ。

基本的にPSO2は短時間勝負で500枚～1000枚を目指す台なので3万以上ツッコんじゃダメです。2万までに1BIG...これが目安。2万以内にBIG引けない日は帰ってください。俺みたいに地獄見るよ。

ダメな日はホント信じられないぐらい負けます。ムキにならないよう気を付けて下さい。サミタで6打ったらわかりますが高設定でも平然と爆死するからね...

そんな訳でPSO2を楽しむための10か条をまとめておきましょう。

〈PSO2を全力で楽しむための10か条〉

・まずはスペックとゲーム性を把握しよう！

・ET中の予告音と出目の法則を覚えて変則押しを試そう！

・ロデオクオリティのガバガバ演出に慣れよう！

・通常時の抽選内容を知ろう！

・状態示唆や前兆法則, 演出毎の対応役と矛盾を覚えよう！

・EX集中モードの滞在が確定する演出を覚えよう！

・ゾーンもないので座りたい時に座って、やめたくなったらやめよう！

・2万以内にBIGが引けない日は帰ろう！

・設定判別要素を覚えよう！

・一喜一憂しながら自力感とストレスの両方を楽しもう！

ここまで読んで「面白そうじゃん！」と興味の湧いた方は次からの解説を読みながら是非一度触ってみて下さい！
反対に「どうも自分には合いそうにないな...」と思われた方は一旦閉じるか, あるいはサミタにアプリがあるのでそちらを試しにどうぞ。

少しでもPSO2を楽しめる人が増やせたら良いな～

んじゃ、前置きはこの辺にしてそろそろ解説へ移るとしますか！

通常時の概要

初級編は
通常時の簡単な解説～ET中の抽選と楽しい打ち方
を紹介したら終了です。

先ほども書いた通り, PSO2は

ETに突入させる

→ET中にベル以上の小役を引いて初当たりをGETする

→ボーナス終了後の集中モードから連チャンを目指す

というのが主な流れになっています。

ETへ突入させる方法は大きく分けて二つ。

・高確中にETを当てる

・PSO2チャンスでの3択当てに正解する

どちらも重要なのでそれぞれ説明していきます。

高確

PSO2の内部状態は

低確＜高確ショート＜高確ロング

の3段階となっており、この高確移行率にのみ大きな設定差があります。他は殆ど変わりません。小役確率ぐらい。

詳細は中級編で書くので今回は割愛して、ザックリした概要だけ書いておきます。

PSO2の通常時はまずレア役で低確から高確に上げることが最初の目標です。

強レア役なら100％高確へ移行、弱レア役なら16.7%～40％で高確へ移行します。

（森林へ移動すれば高確のチャンス！ 高確示唆演出は中級編でガッツリ解説します）

んで、高確は集中モードと同じく転落抽選で管理されており、平均滞在ゲーム数は20G程度。

高確中は約18分の1でETに当たるので

・20Gの間に何回ETに突入できるか。

・そのETでベルを引いてボーナスを仕留められるか

・もっと言えばBIGを引けるかどうか

がPSO2の通常時で大切なポイントとなってきます。

ちなみにゾーンや無抽選区間は一切存在しません。逆を言えばレア役を引けなきゃ天井以外で一生当たりません。

代わりに弱レア役でも現実的にボーナスへ繋がります。ノーマル機を除いてゾーン関係なく千円で割と当たる6号機ってPSO2ぐらいだと思うよホント。当たりも軽いしね。この辺もパチスロっぽくて良いんですよね～。

（PSO2は平打ち向きです。むしろ天井期待値なんか全然ありません。適当に座ってさっさと当てましょう）

ただし、高確に上げられないストレス, 高確でETに当たらず即落ちするストレス, ETでベルを引いても当たらないストレス, 当ててもバケのストレス etc...

と大量にイライラポイントがあるので、僕が進めた人たちの中にも

「PSO2の通常時が耐えられない...」

と愚痴をこぼす人が少なからず居ます。と言うか、僕も含めて全員言ってます。

いつでも当たる代わりに, どうにもならん時のキツさがマジで半端ないです。ハッキリ言って旧基準並み。でも朋友よりはマシ。個人的には無抽選のゾーン系よりは遥かにマシ。どっちが良いかはお好みで。

ま、要するにPSO2は高確に上げること, 高確でETに入れることが大事だよ！ってことだけ把握しとけばOKです。ET確率は設定1でも大体80分の1ぐらいなので引ける時はすぐ引けます。頑張ってレア役引きましょう。

PSO2チャンス

通常時にリールロックが起こるとPSO2チャンスです。
発生率は全状態共通 1/191.6。3択正解でETに突入します。

（押し順ベルの30％でPSO2チャンスが発生。ベル入賞で即ET突入します）

PSO2チャンスは成功時の半分がボスバトル以上となるため、その名の通りチャンス！
ちなみに1/8がナビあり, 7/8でナビなしが選択されます。エフェクトが紫ならナビあり確定、背景が赤扉ならナビあり＋ボスバトル以上確定です。
トータルで5/12が成功するため、PSO2チャンス経由のET当選率は1/459.8となります。

（8分の1で押し順ナビも出ます。セグも表示されるので念のため従ってください）

ちなみに3択正解後のETをハズしても50％で高確へ移行するのでET後もチャンス！ 諦めずに回しましょう。

エマージェンシートライアル（ET）

エマージェンシートライアル（ET）は2G固定 or 4G+α継続するCZです。

ETは全部で3種類。それぞれ期待度とBIG:REG比率が異なります。

ミッション: 2G固定で期待度22％。成功時はBIG:50%  REG:50%

（基本はコレです。通常時は7割以上がミッション）

ボスバトル: 4G+α継続するバトル形式のET。期待度は50％オーバー, 成功時はBIG:60%  REG:40%

（バトルETとも呼びます。勝利期待度も高く, 勝利時のBIG比率も優遇されているため大チャンス）

ダークファルスバトル（DF）: 4G+α継続し期待度はバトルと同じく50％オーバー。勝利時はBIG確定、かつ特化ゾーン『ファンタシークエスト（PQ）』に必ず突入

（DFバトルは全4種類。出現頻度は低めですが、どのキャラでもBIG+PQが確定するので絶対勝ちましょう！ 6でもDF負け続けると普通にマイナス叩き出します）

ザックリ計算だと通常時はミッション 70%, ボスバトル 23%, DF 7%ってところ。ちょうどチェンクロのR, SR, SSR比率ぐらいですね。通常時のETトータル期待度は33％付近だと思われます。
なお、強レア役契機のETはボスバトル以上, かつ25％がDFとなるので高確中の強レア役は大チャンスです。
また、集中モード中はボスバトルやDFが出やすくなるのでET期待度も上昇し、連チャンしやすくなっています。
（細かい出現比率や振り分けは上級編にて）

ET中のボーナス抽選

ET中は成立役に応じてボーナスを抽選。当選率は以下の通り。

〈ET中のボーナス当選率 〉

ベル: 33%

弱レア役: 50%

強レア役: 100％

リーチ目: 100%

3択正解: 100%

    

1G毎の当選率

1/8.46(設定1)～1/7.76(設定6)
※ 成立役によるB,R比率の差はなし

何よりも魅力的なのが"ベルを引くだけで33％もボーナスに当たる"ってとこ。

『ポポポポポッ！』と予告音が鳴るとベル以上の小役を引いたことが確定し、その時点で期待度33％以上!!

（ポポポポ）

ベル確率は約4分の1なので全然引けます。番長3と違って押し順を当てる必要もありません。レバオンだけに集中できるのが良き。

それどころか、押し順ベル(1/57.5)成立時は"3択正解で100％ボーナス当選"なので択当てにも気合が入るのだ。ちなみに3択外したら当該ゲームは絶対負けです。頑張ってもう1回ベル以上を引きましょう。

（3択。当てたら絶対勝ち, 失敗したら絶対ハズレです。番長3は見習え！）

あと、個人的にスゴク好きなのが"問答無用の勝利確定フラグが現実的な確率で引ける点"なんですよね。
よくあるじゃないですか、番長3で全部ベル引いたのに負けるやつ。この台も似たゲーム性なので「ベルの33%ってホントかよ！？」って疑いたくなる瞬間が多々あります。

でもね、PSO2は打ち手に喧嘩打ってくるんすよ。

「ガチを疑うなら合算60分の1のリーチ目か強レア役を引けば当たりだぞ？」と
「33％を疑うなら自力で3択当ててみろよ。ホラ、本物の33％だぞ？」ってね。

この姿勢が僕はスゴク好きなんですよね。

（ETに確定対決なんて甘えたシステムは存在しません。全てガチです。デキレは一つもなし。小役引けなきゃ100%負け。だからこそ、良いんです）

（ちなみにペナ中も推定60分の1程度で15枚役が成立しており、ET中にコレ引いたら100％勝ちます。謎のやってやった感に包まれるので、ムカついた時に試してみてください。出玉的な得は全くないです）

なお、ET中のボーナスは全て即告知されます。ボスバトル以上ならば当該ゲーム or 次ゲームで必ず告知。ミッションの場合は2G目 or レバオンの復活で絶対に告知。一旦潜って前兆を介して告知したりは一切しません。全て一連の演出が終わるまでに告知し、即ボーナス確定画面へ移行します。このあっさり感がマジで素晴らしい。クソ長い前兆なんて要らないんすよ。

ET継続ゲーム数はミッションは2G固定, ボスバトルとDFバトルは4G＋αで、その間に合算約8分の1を引けば勝利！

また、ボスバトルとDFバトルは
・3Gまでは小役を引けなくても終わらない
・4G目以降もベル以上を引けば終わらない
・ベル以上を引いた後は次のゲームも転落しない
・何も引けなかった場合でも20％ぐらいは続く
・例外は3択ベル。正解で勝利だが、不正解時は小役無しと同じ扱いなので継続抽選は20％ぐらい
・勝利告知は当該ゲーム or 次のゲーム
・赤カットイン＋ベルで負けても次のゲームで勝つことが割とある
・逆に言えば赤カットイン＋ハズレ目で負けたら残念無念
・トータル継続ゲーム数は6G程度
といった仕様になっており、6G以内に8.4分の1を引くゲームだと思ってください。

こうやって書くとシンフォギアの最終決戦みたいですね...
勝利期待度も似たようなもんなので雰囲気は近いかも。

（ボスバトルとDFバトルは1G毎にベルさえ引き続ければとりあえず終わりません。無理やり継続させつつ勝利をもぎ取りましょう。保証切れ後に3択ベルをハズすと色んな意味で萎えます）

PSO2はET成功→ボーナスの流れを何度も繰り返して連チャンを積み上げる台なので、ETを気に入るかどうかがカギ。この自力感, あっさり感を楽しめる人は絶対にPSO2を好きになるはず！！  

逆に合わない人はトコトン合わないと思います。上手く行かない時のストレスが半端ないからね...

予告音と矛盾, 赤7中押し

折角なのでET中の楽しい打ち方を伝授するぜ！

ETは予告音が全てです。ベル以上の小役成立時は8割がた予告音が鳴ります。鳴らなかったら基本的に絶望です。

ベル以上の確率は約3分の1。まずは『ポポポポポッ！』と鳴らしましょう。

（予告音なし＋激熱の上パネ消灯⇒勝利などのサプライズパターンも意外とあるので諦めるな！）

さて、ベル以上の小役を引けました。

リーチ目, 強レア役を引いた方はおめでとうございます。ボーナス確定です。押し順3択を正解したエスパーの皆さんも流石。安心してボタンバイブを堪能して下さい。

大半の人はベルか弱レア役でまだドキドキのはず。
重要なのは次のレバーオン！
PSO2で最もアツいのは"小役を引いた次Gも予告音が鳴った瞬間"です。

ここで断然オススメしたいのが赤7中押し。

赤7の停止位置によって"ボーナス一確目"や"激熱目"を拝むことが出来ます。

（見て下さいよ, この出目。中リールにベルがいないんすよ...予告音が鳴ったのに！）

小役を引いた次のゲームで"予告音＋中押しで赤7中段停止"。
僕はこの出目を激熱目と呼んでいます。赤リールが中段に止まると チェリー系 or ハズレ or 1枚役が確定, つまりゲロ熱です。でも、たまに弱チェリーが来て裏切られます。それもまたヨシ！

流れを動画で確認してみましょう。

この楽しさがわかってくるとついついポポポポが聞きたくてPSO2を打っちゃうんですよ...

出目と対応役, 期待度の一覧を載せておきますね。

《予告音＋赤7中押し時の出目と期待度》
・赤7中段停止

（皆大好き激熱目。ハズレ or 1枚役 or チェリー系なので弱チェリー以外ボーナス確定！ 弱チェは裏切り者だがそれでも33％ + 50%の抽選は受けているためアツい）

・上段赤7停止

（ベル一確目。期待度は少し落ちるが, それでも最低33%×2の抽選は受けているためアツい！ 稀に内部リーチ目のこともある）

・下段赤7停止

（スイカ or チャンス目 or リーチ目。スイカが折れれば勝利確定！ スイカでも33% + 50%の抽選は受けているため期待度高め）

・中段リプ停止

（勝利確定！ 対応役はリプ or チャンス目。これも良き）

・中段ベル停止

（中段ベル確定。矛盾が発生しないため期待度は一番低い。発生頻度も低め。とは言え最低でも33%×2なので普通にアツい。良い写真が見つからなかったので、画像はただの中段ベル）

出目と予告音の矛盾, からのボーナス即告知。

BIGかREGでドキドキ。BIGなら200枚。バケでイライラ。これがホント良いんすよ...まるでノーマル機なんよ...

パチスロだよ。これこそパチスロですよ。6号機で一番パチスロしてるよ、PSO2。

僕が最も好きなのがココです。面白い, 本当に面白い！ 

完全なるファイドリの遺伝子。パチスロらしいパチスロを打ちたい方は是非一度PSO2に触れてみて下さい。

（PSO2のリール制御は非常に練られていて、どの押し順でも第3停止の最後まで期待が持てる形に設計されています。パチスロとしての出来は文句なしに6号機トップクラスです。素晴らしい）

赤7中押しのメリット, デメリット

なぜ赤7中押しなのか。

PSO2はリーチ目ベルと呼ばれるフラグが109分の1で存在するんですが、基本的に通常時はセグなし右ナビで下段ベルに変換されてしまいます。

（通常時の右ナビは他にも幾つか役割があります。詳細は中級編にて）

ただし、ET中だけは別。リーチ目ベルは絶対にナビなし, つまりはET中にリーチ目ベル成立＝100％ボーナス確定です。

巷だとET中も逆押しが割と推奨されているんですが、僕からすれば浅い。浅すぎる。逆押しの出番はそこじゃない。予告音なしで絶望からのベル1確目を見たり、通常時の前兆やステージ移行を見抜く時に使うんです。

逆押しのメリットはベル一確目が見られることですが、代わりにリーチ目ベルが全て消されてしまいます。レア役の察知も弱チェしか出来ないしね。

これが中押しだとスイカ折れ目フラグのリーチ目がちゃんと止まりますし、レア役の察知も早い。その上、第3停止の最後までドキドキ出来る。
ET中は圧倒的に赤7中押しの方が面白い！

ただ、赤7中押しにも幾つか弱点があります。
まず第一にハズレ時にペナ準備目が止まってしまうこと。ペナボ回避のために黒BARを狙う必要が出ます。若干面倒にはなります。

また、中押しでもリーチ目の半分程度はベルに変換されてしまいます。全てのリーチ目を楽しみたいなら順押し一択です。あくまでも赤7中押しは予告音との矛盾を楽しむ打ち方であり、ここぞのタイミングで使う武器です。よって、毎回中押しすることを僕はオススメしません。

（赤7中押しは常用するのではなく、タイミングを見極めて使う方がよりPSO2を楽しめると思います）

それぞれの打ち方の特徴をまとめておきますね。

順押し: 基本中の基本。フラグの判別は遅れるが最後の最後までドキドキ出来る。リーチ目も全て止まるので、アツい演出が来た時や予告音一発目はまずコレ。

赤七中押し: ベル以上の小役を引いた次のゲームも予告音が鳴った時にオススメ。成立フラグを早めに見抜けるのでETをノーマルタイプっぽく楽しめる。ここぞと言う時に使う打ち方

逆押し: 右下段にベルが止まればベル一確。予告音無しでも安心が欲しい時や通常時の対応役矛盾を察知する時に使う。ちなみに押し順ベル時に逆押しでベル挟み目が止まれば3択正解一確！ 

こんな感じかな。

押し順ペナもないので中押しにこだわらず、色んな打ち方を試してみて下さい。きっと良い打ち方が見つかるはず。

ETを全力で楽しみたいのなら圧倒的に赤7中押しですが、あくまでも一例にすぎません。是非この機会に色んな打ち方を楽しんでみてください

余談ですが、この赤7中押しはサミタのアプリ版だと上手く行きません。ペナ回避のために制御を変えているためベル一確目とハズレの出目が同じになってしまいます（1枚役とチェリーはOK）。アプリで試そうと思ってる人はソコだけ注意してね。
また、「ET中は全てガチ抽選, 小役を引けなきゃ100％負け」と書きましたが、実は『謎モード』と呼ばれる例外はあります。解析も出てないし、その名の通り"謎"なのでそちらは上級編にて。

BIGとREGの概要

PSO2にメインATは存在しないので出玉は全てBIGとREGの分だけです。

BIGは平均200枚, REGは平均75枚。振り分けは全設定ほぼ共通で6:4ぐらい。

どちらもリアルボーナスで純増は5.8枚となっています。枚数の差はBBの消化回数によるもの。BIGは3回, REGは1回BBを消化する方式となっていて、小役ゲームとJACを3回往復する4号機のAタイプを再現した形。

（とりあえず当たれば半分以上が200枚。この台はBBをJACと呼称してますが、混同を避けるためにあえてBBと表記します）

（BB中の黒モヤ時は必ず左に黒BARを狙ってください。中や右はダメ。通常時とは少し異なります）

（下段にPSO2図柄が揃うとBBが入賞。次のレバオンで逆回転すればBIG！）

（バケは枚数もショボければモード移行もショボいのでゴミです。でも曲は良い。BIGより遥かに良い）

ボーナス消化中は1G連の抽選が行われます。1G連は全てBIG, つまり200枚確定なので純粋にお得です。とは言っても一日に1～2回見れたら良い方なのであまり期待はしないでください。

詳細は明らかにされていないものの、体感だと準備中の強レア役で10％, 消化中のベルや7揃いは500分の1程度。もしかするとBB入賞時に当選した物を告知しているだけかもしれません。わかんないけどね。

（1G連は結構レアです）

ちなみに1G連確定演出として

・準備中やBB入賞待機中の熱ナビ

・7を狙え演出で中押しして7が中段に止まる

・BB消化中の黒モヤ＋1G連煽り（待機中だとレア役示唆なのでダメ）

などがあります。

準備中のレア役は全て1G連抽選に回るので、REG→BIGへの昇格抽選は一切行われていません。1G連抽選も渋いので振り分けに負けたら諦めて下さい。

ボーナス中は純増5.8枚と確かに速いんですが、引き戻しでの削りがキツイためトータルだとそこまで速くないです。むしろ遅い。

メインのEX集中だと1.7枚程度, PQ中は3枚, プレミアの深淵なる闇でようやく純増4枚、全区間含めた純増はトータル2枚弱です。吸い込みが早い割に出玉推移は比較的マイルド。

一直線ではなくギザギザとゆっくり上がっていきます。美ら沖よりちょっと速いぐらい。

純増3枚機よりは明らかに遅いので、この辺も好みが分かれます。その代わりどっからでも当たるけどね。

（PQや1G連が絡むと高純増で増え続けますが、基本は割とマッタリ増えます。たまに減ります）

【BB中に黒モヤで目押しをミスった時の対処法】
RBの入賞準備目は左上段に赤7

このまま全リールに黒BARを狙ってしまうとRBが入賞して損をする場合があります。

回避手順は簡単。

右リールに赤7狙い。終わり！
念のため覚えておいてください。

ロデオクオリティのガバガバ演出

注意点その1。

PSO2の演出バランスそのものは決して悪くありません。

ただ、最近のトレンドとはかなり異なっているので初打ちの人は面食らうと思われ。

赤字？ 赤カットイン？ 下パネ消灯？ 

ガンガン外れます。
代わりにクソ弱い演出でも全然当たります。しかも無駄に法則が豊富。
端的に述べると5号機中期の演出バランスです。注意してください。

（赤字は確かに熱めですが余裕でハズレまくります。信じていいのは確定だけです）

通常時の連続演出？

なんと！　

信頼度全部100％です。発展したら絶対当たりです。誰がどう見てもハズレそうな演出でも全部当たります。

（他の台だったら絶対ダメそうな演出でしょ？ PSO2にそんな常識は通用しません。安心と信頼のオール100％です）

演出によるB:R振り分けの差も特に感じないので連続演出ごとの優越も無さそう。発展＝ボーナス確定。全部当たり。告知も雑。

このガバガバ感、これこそがロデオ台ですよ。

新鬼武者とポコチンモンハンを作ったスタッフならではのクオリティ。とくと堪能して下さい。

（どことなくシュールなロデオ演出に酔いしれろ!!）

ちなみに連続演出にはキリン柄や赤字などのCUが存在します。どれも信頼度100％なのに。

「何の意味があるんだ...」って思うでしょ？ 

CU発生は即ちBIG確定です。逆に言えばなんもなしだとバケ多めです。しかも復活の虹文字や赤字はCUに入りません。このガバガバ感がたまらねぇんだ！

（誰得なリリーパのセクシーポーズ。無駄に揺れるカトリのおっぱい。この溢れ出るロデオ感がたまらんねぇんだ！ 新鬼武者の真の後継者はPSO2です。エンタ版じゃありません）

とは言うものの、PSO2の演出群はセンスが古いだけでバランス自体は良好です。細かい振り分けや法則は後で語りますが、一度理解さえしてしまえばアツい瞬間がすぐに察知できますし、第3停止までドキドキ出来るバランスとなっています。

新鬼武者に始まり, モンキーターンと番長2, 転生から攻殻機動隊SACへ至るまでの雰囲気まんま。
何が笑えるって誰でも気づく下パネ消灯より、知ってる人以外は気付かない上パネ消灯の方がアツいとかを平気でやってくるんですよ、PSO2くん。

最近の判を押したような演出群に飽きてる人は一度打ってみて下さい!! 知れば知るほど笑えます。そしてなぜか癖になります。

ただ、現在主流となっている"赤字やCUがクソ強い"演出バランスとは趣が異なります。その点だけ注意してくれ！ そこを勘違いすると頭が混乱します。

最後にメチャクチャどうでもいい話。
原作ゲームをプレイした人ならご存じでしょうけど、この台で主人公っぽく出てくるゼノ（赤髪の男）は別に主人公でもなんでもありません。主要キャラではあれども、立ち位置的にはただの先輩です。

（ポケモンで例えるなら"カスミとピカチュウとタケシしか出てこない"感じです。アニメ版主人公のアッシュくん使えばいいのに...）

マトイはメインヒロイン, クーナはVita版のヒロインとそこは原作通りなのに主人公だけが居ない...ように見えるんですが、その割にはイオが「センパ～イ」と呼んできたり、ダークファルスに仮面がいたりと『主人公自体は存在している』ことは示唆されています。

・・・つまり
この台の主人公は『台の前に座っている俺たち』だってことだ！
キャラクリがメインのゲームだから主人公はプレイヤーの数だけ存在する...そんな謎の原作リスペクトを感じた所で初級編は締めとさせていただきます。

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初級編はこれにて終了！

PSO2の簡単なゲーム性と楽しみ方は紹介できたかな。
次からの中級編は演出法則や解析の数値, 設定差の話が中心となるので、PSO2を一度は打ったことがある人向けの内容です。

既に文字分は書き上がってるんですが、思った以上に画像 & 動画編集と仕上げに時間が掛かるのでアップは3～5日後の予定。上級編は1週間後ぐらいになるのかな。
動画はもはやいつになるかわからん状況ですが、コイツ等をアップしたら僕は年末までブログも動画も完全に休止します。むしろ延長戦長すぎだよ...PSO2に何時間かけてんだよ...

明日は6月6日。この台に唯一設定が入るかも知れない日なので僕はたぶん打ちに行きます。勉強しなきゃいけないのに...!! 終わったらもう打ちません（金文字）。

人生詰む前にさっさと終わらせにゃならんので程々に頑張ります。
では、中級編でお会いしましょう。

チェン